2011年05月18日

プロバイダ契約はクーリングオフできない

突然、しれっと再開してみます。

 最近、インターネット回線やプロバイダ・サービスを一定期間契約することを条件に、別の商品の割引を行うという商売が非常に多くなっています。でもその通信サービス料金は割高になっている場合も多く、別の通信事業者のサービスならいくらなのか等の情報をきちんと知っておかないと、かえって損することもあります。また契約期間内に解約しようとすると、かなり高額の契約解除料を取られるので注意が必要です。

 そしてその「契約期間」や「高額な契約解除料」などの情報をあからさまにしてしまうと消費者が二の足を踏んでしまうので、さらっとしか説明しない業者が多く、中には全く口頭での説明なしに 別途渡される書面の中に小さく記載があるだけの場合もあります。ですから、上記のような契約を結ぶ際にはきちんとした説明を求めることが大事です。

 そしてちょっと怖いことに、「プロバイダ契約などの電気通信事業者が行う役務の提供は、電気通信事業者自体が電気通信事業法という法律で既に規制がされているため、法的なクーリングオフ制度(特定商取引法上のクーリングオフ)の対象外」なのです。後で気づいて解約しようとしても非常に難しい場合が多いようです。

 「説明をきちんと聞かなかった」「書面をきちんと読まなかった」という消費者側の落ち度が明確な場合には ある程度仕方がありませんが、もし業者の勧誘法があまりにも強引で説明責任を全く果たしていないと思われる場合は、消費者契約法第4条2項(不利益事実の不告知)という法律で対抗出来る可能性があります。
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO061.html

 ただし上記の法律をもってしても、契約解除が非常に困難で 時間がかかるのははっきりしています。しかしこのような抱き合わせ販売には かなり複雑で分かりにくい面があるので、個人的にはクーリングオフ制度に似た、もっと消費者の保護を考えた法制度をつくる必要があると思うのですが、いかがでしょう。
posted by けん at 09:14| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月07日

テックランドとLAVIの違い

家電量販店のガリバー ヤマダ電機にはテックランドとLAVIという2つのブランドがあります。

ググって出てきたのは下記のQ&A
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3618958.html
テックランドは郊外型
LABIは都市の一等地である駅前という説明。

で 今日LABIに行ってきたのですが、LABIには日替わり目玉商品があり、テックランドにはそれがないとのこと。
「テックランドは目玉商品を出さなくても客が来るってことですか?」と聞いたら、笑ってお茶を濁されました。

テックランドは郊外型ゆえに競合が少ない。だから来る客だけ相手にしてれば商売が成り立つ。LABIは駅前ゆえに競争が激しく、値引き率の大きい目玉商品を出してでも顧客を集める必要があるってことなんでしょうか?

先日読んだ『お客様はえこひいきしなさい』にもありましたが、『ファン(優良顧客)はセールを利用しない。セールを利用する客は金の切れ目が縁の切れ目』っていうのは結構合ってると思うんですよね。

日替わり目玉商品買ってる人って、それ以外の商品をあまり買わないように思われ、ポイントカードがあるヤマダ電機なら それも分かってる気がするんですが、それでもやらざるを得ないのかなあ?

小売は門外漢なのでよく分かりませんが、データマイニング技術が発展すると、いろいろ小売の形態が変わってくるように思います。でも中にいないとイマイチ分かりづらいですねー。
posted by けん at 21:11| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年10月01日

インターネットはからっぽの洞窟

クリフォード・ストール著 オススメ度☆☆☆

Windows95が世に出た1995年の著作。インターネットが万能だと思っていた人たちへの警鐘。

これを今読んで、随分予想が外れてばっかりだなあとも読めるし、良くこれだけ見事に外したなあとも読める。私は後者。指摘されているインターネットの懸念点は、現在さまざまなサービスによってクリアされているが、こういう考え方があったからこそ実現したとも考えられる。

「現在不満・不便に思っているが甘んじている/どうすれば改善するのか分からない」というものを解決することによって、顧客を満足させビジネスを成功させることが出来る。読んでいると、これはGoogle、これはAmazon、これはOKWave...と実現したサービスがぴったりとはまるのが面白い。この著者は起業のタネ(不満・懸念点)を考えさせたら天下一品かもしれない。

外れていない予想は普遍的とも言えるもので、
・インターネットはどこまでいっても現実社会を超えることはない
・コンピューターの要求する論理的パターンで考えるということは、デジタル的な概念で物事をとらえるということだから、そういう論理パターンに慣れてしまうと、他の概念で思考できなくなってしまう。
・資料は、情報の量や質の観点からではなく、利用の簡便性によって選択される傾向がある(著者による引用)

など。これらはネットと付き合う上で、たまに思い出さなくてはいけない内容だと思う。

いまだにAmazonで新品が買えるのも驚き。

ラベル:書評 IT
posted by けん at 20:48| 東京 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月31日

松下 芳生著(トーマツ)「ITコンサルティング」

まあまあの内容。特に目新しさはない。以下、修正を加えた抜粋。聞いたことがない内容が多ければ、読んでみるのもいいかも。

全般
・業務の変更、人のアクションが伴わない情報システム導入は失敗する。
・メンテナンスが出来ない情報には価値がない。
・インタビューの最後には「問題意識が高い」「関連知識が深い」人の紹介を頼む。
・評価尺度はプラス面だけでなく、マイナス面をも評価できるように。
・クライアントに自分の力で変革を続けていく力をつける。
・一般論なら本を読めばいい、個別案件に合わせる必要があるから、コンサルが要る。

提言について
・実行計画は「担当者が自分の担当するタスクを作業イメージに具体化できるレベルまで」細分化すべき。
・満足度を上げると顧客は何社増えるのか、満足していないがゆえに仕事をとれていないと思われるお客様は何社あり、そこがお客様になれば年間1社当たり何万円買ってくれるはず、というのも提案の一種。
・意思決定をして、決裁が終わったら、次の一歩はこれですよという提言を行う。
・クライアント担当者の権限が縮小したり、担当者が行ったことを否定するような提言が出そうな場合、協力をあおぐのは困難。

プレゼンについて
・プレゼン4要素:理解できる、信用できる、役に立つ、おもしろい。
・スピーチの組み立て4パターン:Need-Plan-Advantage(必要があって、プランがあって、どういうアドバンテージが生まれるか), Goals-Criteria(ゴール設定をして、それを達成するためにはこれをやらないといけない), Comparative Advantage(比較するとこっちがよい), Effects Oriented(これをやればすべてよし)
・何が重要で、何が瑣末かを示す。

顧客の声
・例外に対応しようとしすぎると、大胆な変革が、いつの間にか現状の改善案程度になってしまう。またシステムが複雑化し、動作が不安定になる。
・クライアントが暗黙の内に持っている価値観を疑う。
・クライアントにとっての重要度の順位は、将来的に変わる可能性があるのかをチェック。
posted by けん at 21:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月29日

個人情報保護

近年、IT業界で個人情報の流出事件が相次いでいます。流出が直接 金銭的被害に結びつくものとして、クレジットカード番号、キャッシュカードの暗証番号、借金残高の情報などがあります。
他に精神的、時間的被害に結びつくものとして、住所、電話番号、メルアド、購買行動、病歴、職業、アンケートに対する回答などの情報があります。これらの情報は、大量のDM、迷惑メール、ストーカー行為、ゆすり・たかり等に結びつく可能性があります。
もちろん業者側は様々な手段を使って これらの情報を集める訳ですが、彼らは 情報の入手コストと その情報から得られる利益の差を常に考えています。利益が大きければ ある程度のコストをかけて、金銭・情報をエサに個人情報を集めることも出来ます。(例として小売店のポイントカード、登録制のウェブサイトなどが挙げられます。)個人情報リストの売買を専門にしているブローカーもいますし、彼らの数は増える一方でしょう。
我々は個人情報を出すときに、それによってどんな利益とコストがかかるのかを常に考えて行動すべきだと思います。情報は無料ではありません。我々も情報を出すときは、それを市場で売っているのだという意識を持つことによって、ある程度 安易な行動の歯止めになるかと思います。
個人的に一番怖いなと思っているのは、人間関係情報の流通です。「AとBは影で付き合っている。」「CとDは実は仲が悪い。」「EはFの秘密を握っている。」といった情報が、ITによって集積され、それが流出すると精神的ショックは非常に大きなものとなると思います。これは芸能人が昔から悩まされてきた問題が、一般人にも降りかかってくるということだと思います。
現在SNS(Social Network Site)といわれるウェブサイトの人気が高まっていますが、これは その人間関係情報データ蓄積・整理の始まりだと思います。くれぐれも大事な情報を漏らさないようにして下さい。
posted by けん at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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