2009年11月24日

催眠術のかけ方

林 貞年著 お勧め度☆☆☆

催眠術をビジネスに応用している人が居る(著者のことではありません)と聞いて、興味本位で読んでみました。催眠術というと、何かあやしい匂いがプンプンしますが、著者も書いているように催眠術は心理学の一分野なので「心理学を使ったマーケティング」とかいうと若干抵抗感が減るのかなあと思います。実際、読んでみて心当たりのあるマーケティング手法が出てきました。

抜粋
催眠とは
・過去にとらわれず、未来に怯えない心の状態
・無意識が興味を持って集中している状態
・催眠術は無意識に対する教育

技術
「ダブルバインド」
相手に選択させながらゴールにたどり着かせる

「モデリング」
催眠術にかかった人を見せると、見せられた人もかかりやすくなる
(顧客の声などを載せる広告もこの一種だと思われます)

「カウントダウン」
人間は数を数えるとリラックスする。被験者に500からカウントダウンしてもらう。

「催眠導入は意識を内側に向ける」
人間の意識は、内と外に周期的なリズムを踏む

「刺激の遮断」
人は欲しいものがなくなると自分の中に探す

「抵抗する人には逆にその抵抗を利用する」
「かかりにくい人はかかるとスゴイですよ」と言う

「深く息をする瞬間が暗示がかかりやすい」
「催眠術のかけ方を覚えるにはリードのコツを覚えること、暗示文の暗記では駄目」
「直射日光は避ける」

「リードシステム(感覚タイプ)を知って、それに合わせた会話をする。」
リードシステムの見分け方
「昨日何をたべましたか?」と聞いて、視線を追う
視覚タイプは目線が上
聴覚タイプは目線が右斜め下
触覚タイプは左下

また相手の話にどの感覚を用いた言葉が多いかを考える。


悪意のある催眠商法(マインドコントロール)まで行くと犯罪ですが、軽い催眠状態を利用しているビジネスは結構思い当たりますね。
私自身は催眠をフルに利用したいとは思いませんが、相手が使っているなと気づけるようにしたいです。

著者はこういう分野で失くしてはいけない倫理観のようなものを、きちんと保持しているように思えたので、抵抗感なく読めました。

posted by けん at 08:12| 東京 ☀| Comment(0) | TrackBack(0) | 動く・寝る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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