2011年05月24日

そうだったのか!日本現代史

池上彰著 オススメ度☆☆☆☆

2001年発行の本ですが、ここ10年ぐらいの歴史ならなんとか分かるという方には役立つと思います。やっぱり「分かりやすい」。知識がない人に教えることほど難しいことはないと思いますが、長年子供にニュースを教え続けてきた池上さんは格が違う感じ。

テレビだといろいろ規制がかかるのか 若干歯切れが悪い部分も感じることがありますが、本を読むと結構ズバリと書く人なんですよね。その一方、判断が分かれる部分はきちんと各論を示すし、答えが出せない部分には はっきり「私には判断できない」と書く。すごく格好良いです。


第二次世界大戦
・沖縄で日本軍は住民を守らなかった
・鬼畜米英を信じるあまり、米軍に捕まりそうになると切羽詰った日本人の親は子を殺した
・ドイツは自らの手で戦犯を裁いた

政治トピック
・社会党は変わらぬ理想を持ち続けるという「自己改革の痛みがない」楽な道を取った
・中選挙区制は政党内競争も生むので利益誘導型になる
・立ったままで記者会見をした初めての総理は細川護煕
・1960年前後、沖縄には800発もの核兵器があったといわれる

自衛隊
・警察予備隊発足当初の意図は、国内の共産勢力鎮圧
・1976年裁判所は自衛隊の違憲性の判断を放棄

日本赤軍
・北朝鮮に渡った赤軍は金日成思想に染まる
・日本の経済援助を期待しているパレスチナ自治政府に対し、日本政府は赤軍支援を止めることを交換条件にした

高度経済成長
・道路特定財源は角栄のアイデア
・最初の国民車スバル360は、今の物価水準でいう600万円
・日本で最初のセルフサービスの店は1953年、青山の紀伊国屋

バブル経済
・大企業が直接金融に向かったので、中小企業の経営分析に疎い大銀行は土地担保のみを頼りに中小企業に融資
・バブルを抑えるため公定歩合の引き上げを予定していたが、ブラックマンデーでタイミングを失う。(アメリカへの遠慮?)


ラベル:歴史
posted by けん at 05:45| 東京 ☔| Comment(0) | TrackBack(0) | 知る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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