名著と言われている本書ですが、前作「ビジョナリー・カンパニー」に対する批判「良い本ではあるが、役には立たない」というのが、またしても当てはまってしまうのではないかと感じました。
扱っている対象があまりにも大き過ぎ 内容が一般論になり過ぎてしまって、「うんうん正論だよね。でもだからどうしたの?」という印象を持ってしまいました。
抜粋
・「自社が世界一になれる部分」「経済的な原動力になるもの」「情熱を持って取り組めるもの」の3点を満たす分野を時間をかけて見極める
・外部からのCEO招聘はマイナス
・CEOに必要なのは、個人としての謙虚さと、職業人としての意志の強さ
・最高の人材を集めれば、管理は必要ない。指針を与え、教え、導くだけで良い。
・最高の人材は最高の機会の追求にあて、最大の問題の解決にはあてない
・「自分の意見を言える」機会と「上司が意見を聞く」機会との間には天地の開きがある
・なすべきことより、してはならないこと、止めるべきことを重視する
・情報が不足していたために衰退した企業はほとんどない