2005年11月27日

失敗学

最近失敗学の本をたまに見かけます。「失敗の本質」という本は、日本軍の太平洋戦争での敗戦の原因を詳細に研究したもので、経営学の参考書としても非常に有用と評価されています。

なぜ失敗学が大切なのか。これは、成功体験から学ぶことより、失敗体験から学ぶことの方が大きいからです。たまたまうまくいった経験を「俺は頭がいい。実力がある。」と過信して あぐらをかいていると、その成功の前に行なった準備さえしなくなり、連戦連敗につながります。

失敗は嫌なものなので、早く忘れようとか、隠そうという意識が働くのは自然なことですが、逆に失敗をポジティブに捉え、「この失敗からここを学んだ。今度はこうしよう、ここを改善しよう。」と考えることで、成功に近づいていくのだと思います。

管理職の人が陥りやすい「失敗」として、自分の成功体験に基づく思考・行動を部下にも強要するというものがあります。人によって成功に向かっての方策は様々であり、それは本人の得手不得手に大きく係わってくる部分です。

しかし自分はこれで失敗したという告白をしてくれる上司のアドバイスは、比較的受け入れられやすいと思います。成功への施策は人様々でも、失敗の原因は共通するものが多いからだと思います。

また 部下の失敗をこっぴどく叱る上司に対して、部下は失敗を隠そうという意識が働きます。結果 問題の根本原因が表面化せず、後で大問題に発展するという事態陥る危険が高くなります。

「失敗から学ぶ。」言い古された言葉ですが、「言うは易し 行なうは難し。」ですね。
posted by けん at 22:19| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 思考 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月25日

見る、考える、行動する

ものを見ながら あるいは見た後に、「何も起こらない、感じる、考える」という3つの状態につながる。感じるか感じないかは、自分でコントロールするのが難しい。しかし「何も起こらない」と「考える」との間には人によって差が出ると思う。

知的好奇心が旺盛で、いつも何かを探している人は ものを見ることでアイデアを得る。常にアンテナを張りなさいというのはよく言われることだが、アイデアを思いつくだけでは 何も始まらない。

やはりそのアイデアが行動に結びつかなければ、あまり意味はない。感じたこと、考えたことから、自分がやりたいこと、やらなければいけないことを見つけ出す。これが人によって更に差がつく部分だと思う。
posted by けん at 11:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 見る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月24日

短時間睡眠って

忙しく働く人が多い日本で「短く深く眠る」という本が発売されている。やりたいことがたくさんあって、眠る時間を削ってでも時間が作りたいという人が多いのは分かる。ナポレオンは3時間しか寝ていなかったという話も聞いたことがある。

睡眠の仕組みは科学的に まだきちんと解明されていないが、どうも記憶の整理をしているようだ という研究結果を発表している人たちもいる。記憶したい内容がある場合、寝る直前に覚えて、起きてからすぐ復習すると一番効果が上がるそうだ。

人の頭をパソコンに例えるのもどうかと思うが、人の頭は寝ている間にデフラグみたいなことをしているのかなあとも思う。ばらばらになった情報を寝ている間に整理しているのかも知れない。

昼寝を当たり前のようにしている民族もいるが、これも合理的なように思える。仕事の最中に詰め込んだ情報を一度 眠って整理してから、また仕事に戻る。例は少ないが日本の企業の中にも、昼寝を公式に取り入れているところもあるようだ。
posted by けん at 00:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 動く・寝る | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月10日

「人をやる気にさせる方法」

これは人材活用の永遠の課題だと思います。
まずこの人は何が欲しいのか、何がしたいのかを掴む。金、家、車、異性、地位、名誉、時間、良好な人間関係。

しかし会社の資源は限られています。高い給料を払えばやる気は増すでしょうが、それが原因で会社が傾いては本末転倒です。では何を社員に与えるか。その人の力が最大限発揮できる仕事の機会と、時間だと思います。

適材適所。これは人事部が決めている会社が多いと思いますが、本当に人事部にはその人が一番適しているポジションを決める能力と情報があるのでしょうか。「自分がしたい仕事を自分で作る。」というのが理想的な状態だと思います。その仕組みを作るのが人事部の本当の仕事ではないでしょうか。

将来どういう仕事がしたいのか。そのためにはどういう能力・知識が必要か。その能力をつけるために会社がどういうサポートができるのか。これを真剣に考えるのなら、既定の研修などあまり意味がないのでは と気づくような気がします。少なくとも選択肢を設けるべきだと思います。

時間が欲しい社員は山ほどいます。彼らが効率的に仕事ができるような仕組みを作ることも会社が社員のやる気を出させるために必要なことでしょう。適切な業務プロセス、適切な資源配分、スムーズな情報伝達フロー。これが総務・情シスの本来の仕事だと思いますが、実際の総務・情シスの仕事って…
posted by けん at 22:13| Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年11月05日

メンテナンスこそ日本の力

日本の車検規程は世界で一番厳しいと思います。これが日本の自動車産業の競争力向上に役立ったことに異論を唱える人は少ないと思います。プリンター業者の収益モデルはアフターサービスで儲けるというものですが、これも日本発祥のように思います。

台湾とアメリカに住んだ経験から言うと、彼の地でのメンテナンスは大変お粗末です。「モノは使い倒してナンボ、使えなくなったら、汚くなったら、捨てりゃいい。」という考え方がまかり通ってます。

でも最近の電気製品などは性能の向上スピードが速すぎて、メンテナンス・コストよりも新しく買い換えるほうが安上がりになってしまうモノが増えてきました。そんな世の中で日本のメンテナンス力を生かすには。

1. 高価で、簡単に買い換えられないモノを作る
2. 二度と作れないモノを作る
3. 思い出が込められて捨てられないモノを作る
4. 長く使い続けることで価値が高まるモノを作る
5. 新製品を買うよりも安い値段でアップグレードできるモノを作る

などが考えられます。がんばれ日本の製造業。
posted by けん at 10:45| Comment(0) | TrackBack(0) | モノ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。