2005年10月31日

松下 芳生著(トーマツ)「ITコンサルティング」

まあまあの内容。特に目新しさはない。以下、修正を加えた抜粋。聞いたことがない内容が多ければ、読んでみるのもいいかも。

全般
・業務の変更、人のアクションが伴わない情報システム導入は失敗する。
・メンテナンスが出来ない情報には価値がない。
・インタビューの最後には「問題意識が高い」「関連知識が深い」人の紹介を頼む。
・評価尺度はプラス面だけでなく、マイナス面をも評価できるように。
・クライアントに自分の力で変革を続けていく力をつける。
・一般論なら本を読めばいい、個別案件に合わせる必要があるから、コンサルが要る。

提言について
・実行計画は「担当者が自分の担当するタスクを作業イメージに具体化できるレベルまで」細分化すべき。
・満足度を上げると顧客は何社増えるのか、満足していないがゆえに仕事をとれていないと思われるお客様は何社あり、そこがお客様になれば年間1社当たり何万円買ってくれるはず、というのも提案の一種。
・意思決定をして、決裁が終わったら、次の一歩はこれですよという提言を行う。
・クライアント担当者の権限が縮小したり、担当者が行ったことを否定するような提言が出そうな場合、協力をあおぐのは困難。

プレゼンについて
・プレゼン4要素:理解できる、信用できる、役に立つ、おもしろい。
・スピーチの組み立て4パターン:Need-Plan-Advantage(必要があって、プランがあって、どういうアドバンテージが生まれるか), Goals-Criteria(ゴール設定をして、それを達成するためにはこれをやらないといけない), Comparative Advantage(比較するとこっちがよい), Effects Oriented(これをやればすべてよし)
・何が重要で、何が瑣末かを示す。

顧客の声
・例外に対応しようとしすぎると、大胆な変革が、いつの間にか現状の改善案程度になってしまう。またシステムが複雑化し、動作が不安定になる。
・クライアントが暗黙の内に持っている価値観を疑う。
・クライアントにとっての重要度の順位は、将来的に変わる可能性があるのかをチェック。
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2005年10月29日

個人情報保護

近年、IT業界で個人情報の流出事件が相次いでいます。流出が直接 金銭的被害に結びつくものとして、クレジットカード番号、キャッシュカードの暗証番号、借金残高の情報などがあります。
他に精神的、時間的被害に結びつくものとして、住所、電話番号、メルアド、購買行動、病歴、職業、アンケートに対する回答などの情報があります。これらの情報は、大量のDM、迷惑メール、ストーカー行為、ゆすり・たかり等に結びつく可能性があります。
もちろん業者側は様々な手段を使って これらの情報を集める訳ですが、彼らは 情報の入手コストと その情報から得られる利益の差を常に考えています。利益が大きければ ある程度のコストをかけて、金銭・情報をエサに個人情報を集めることも出来ます。(例として小売店のポイントカード、登録制のウェブサイトなどが挙げられます。)個人情報リストの売買を専門にしているブローカーもいますし、彼らの数は増える一方でしょう。
我々は個人情報を出すときに、それによってどんな利益とコストがかかるのかを常に考えて行動すべきだと思います。情報は無料ではありません。我々も情報を出すときは、それを市場で売っているのだという意識を持つことによって、ある程度 安易な行動の歯止めになるかと思います。
個人的に一番怖いなと思っているのは、人間関係情報の流通です。「AとBは影で付き合っている。」「CとDは実は仲が悪い。」「EはFの秘密を握っている。」といった情報が、ITによって集積され、それが流出すると精神的ショックは非常に大きなものとなると思います。これは芸能人が昔から悩まされてきた問題が、一般人にも降りかかってくるということだと思います。
現在SNS(Social Network Site)といわれるウェブサイトの人気が高まっていますが、これは その人間関係情報データ蓄積・整理の始まりだと思います。くれぐれも大事な情報を漏らさないようにして下さい。
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2005年10月15日

知恵とは何か?

データ、情報、知識、知恵の違いとは何でしょう?
データとはただの事実。情報とは複数のデータをある切り口でまとめたもの。知識とはいくつかの情報を 人にとって価値があるようにまとめたもの。そして知恵とはデータから情報を作り、情報から知識を創り、更に既存の知識から新たな知識を生み出す技術のこと。というのがひとつの定義として成り立つと思われます。
ナレッジマネジメントの分野で使われる単語に、形式知と暗黙知というのがありますが、形式知は知識に近く、暗黙知は知恵に近いと思われます。
データには時間が経つに従って 変わっていくものと、不変のものがあります。変化するデータを使った情報・知識は時間と共に陳腐化し、役に立たなくなって行きます。しかし知恵はデータが変わっても、そのまま役に立ち続けます。
日本の学校は知識の詰め込みばかりで、自分の頭で考える力を育てていないという批判があります。カリキュラムもさることながら、先生側に生徒に知恵を伝えるという意識が低いことが原因であるとも考えられます。
ナレッジマネジメントの世界では陳腐化しやすい知識ではなく、普遍的に使える知恵をいかに「形式知」化するか、というのが大きな課題になっています。多くの知恵はなかなか言葉にすることが難しく、人の頭の中にとどまっています。優れた実績を上げている人にインタビューをすることによって 何とか知恵を言葉にしてもらうというのが、数少ない方法のひとつだと思われます。
また知恵というのは行動に結びついて初めて、大きな価値が出るとも思います。知恵を使っていくら知識を増やしていっても、それが人間の行動を変えないのならあまり意味がないのではないでしょうか? 昔から職人は徒弟制度のもので、親方の行動を見て その技術を学んで来ました。頭の中に多くの知恵を持っている人の行動を注意深く見ることで、なかなか言葉にすることの難しい知恵を学んでいたと考えられます。
これは職人だけでなく、現在のホワイトカラーにもできることではないでしょうか? 本や人の話から知識を学ぶだけでなく、見習うべきモデルを見つけて その人の行動から知恵を学ぶという意識を持つと、知恵を盗むこともできるのではないかと思います。
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2005年10月13日

カテゴリを大幅に増やしてみた

マインドマップを使って、ビジネスに関するテーマをあまり偏りが出ないように分類してみたつもりです。とはいえ 私が書きたいテーマというのも考慮に入れたので(特に表示順)、きれいなカテゴリ分けではないかも知れませんが、それは分類学の永遠のテーマかも知れません(自分にとって分かりやすい分類が、他人にとっても分かりやすいとは言えない。)
こうやってカテゴリを作って、自分に投稿のプレッシャーをかけるという意味合いも強いです。

と思ったら27個もカテゴリを作ってしまい。21個以上はSeesaaBlogでは表示されないという、制限を知りました(どこにも書いてないが...)。確かに21個以上あったら、見にくいかも。ということで制限いっぱいの20個にまとめました。
posted by けん at 18:19| Comment(0) | TrackBack(0) | このBlogについて | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年10月11日

近親憎悪

上司からこっぴどく叱られた時に「それは あなたがいつも やってることじゃないですか? 自分のことは棚に上げて...」と思う事がある人は多くいらっしゃると思います。
これをちょっと考えてみると、その上司の方は日頃 自分の嫌な点・欠点に気づいているか あるいは無意識のうちに感じていて、自分の前で他人にそれをやられると まるで自分の欠点を見せつけられているように感じられて、普通よりも怒りが増幅されて 感情的に怒ってしまう。というようなこともあるのかなと最近感じています(自分の行動も含めて)。
もしこの部下の立場に立った場合は「これは人間の普通の心理なんだな」と考えて、不当に感じることなく 黙って自分の欠点を直すことを考えましょう。また自分がこの上司のようになってしまわないように “♪Before you accuse me, take a look at yourself” (By Eric Clapton) というメロディーに耳を傾け、自分を見つめ直しましょう。
posted by けん at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | コミュニケーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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